小学校で学習する算数は、基本の問題がほとんどで+αを学習することはあまりありません。
学校の授業+αで学習したいと思っても学校では学習しないし・・・。
ここでは、そのようなときにおすすめの書籍を紹介いたします。
先取りしていないけど、学校の授業が物足りない
学校で学習する内容は、基本的な内容です。
低学年のうちは数え方や計算がメインになってきます(もちろん、図形も徐々に入ってきますが、量を見ると計算が多いです)。
そのため、計算をマスターした方にとっては、学校の授業が簡単に思えるでしょう。
しかし、学校ではそれ以上のことを行いませんから、家で+αの教材を準備することになります。
+αで学習するときに考えられるのが、パズルなどの思考系の問題集や学校の問題よりもちょっとだけ難しい問題集です。
以下では+αで学習する問題集や思考系問題集を紹介いたします。
おすすめの+αの問題集
学校の勉強+αで学習したいときにおすすめなのが
です。
「教科書+α」を目指した問題集だけあって、教科書の問題からちょっとだけ難しい問題が掲載されていたり、パズルのような問題からちょっと長めの文の長文問題まで掲載されています。
問題数もあまり多くないので、数をこなすというよりもむしろ、1問1問じっくり考えながら学習していくスタイルです。
ですので、問題によっては難しいと感じる方もいるでしょう。
例えば、文章題の問題集は、かなり長い長文がでます。
読むだけでもかなり苦労するかもしれません。
そのようなときは無理せず、一緒にやっていくことをおすすめします。
おすすめの思考系問題集
本格的な思考系問題集を始める前にやっておきたい問題集
思考系問題集の筆頭にあげられるのがなぞぺーシリーズの迷路。
迷路は、思考力を鍛えるための第一歩です。
しかも遊びながらそれができます。
この問題集によると、学習に必要な6つの基本力は、
- 視る力
- 論理力
- 忍耐力
- 集中力
- 試行錯誤力
- 短期記憶容量
だそうです。
これらを鍛えるのに最適なのが迷路なのです。
学校の学習とは関係なさそうに見えますが、難しいと言われる問題ほど、これら6つの力が必要になってきます。
他の思考系問題集を見ても、ぱっとみて解法が頭の中に浮かぶのではなく、試行錯誤をしながらであったり、長い文章を読む集中力が必要であったりします。
この先の思考系問題集を行う前にやっておきたい問題集です。
スタートアップの思考系問題集
一口に思考系問題集と言っても難易度はさまざまです。
いきなり難しい問題集をはじめても解けない問題ばかりになってしまうので、やるのが嫌になってしまうかもしれません。
思考系問題集を行う場合には問題を解く方の進み具合に応じて、問題集を変える必要があります。
スタートアップとして紹介するのが、以下の2つ。
さきほどの「本格的な思考系問題集を始める前にやっておきたい問題集」で紹介したシリーズになります。
問題としては、Z会のグレードアップ問題集に出てくるような問題もでてきますが、上記に紹介した問題集の場合、こちらのほうが簡単です。
シリーズが進むにつれ、難易度が上がっていき、徐々に中学受験で出題されたような問題も出てきますので、必ずしもこちらのほうが簡単というわけでないことに留意する必要があります。
とはいえ、他の思考系問題集に比べたら上記の2つは難易度が低いので、低学年の方がスタートするには十分かと思います。
本格的に考えながら学習していく思考系問題集
中学受験塾で有名なSAPIXが執筆している思考系問題集。
見開き1ページで一つの問題になっており、1問目の問題が2問目の問題を解く手がかりになっているようなスタイルです。
こちらに紹介している問題集は、「入学準備から小学1年生」となっており、シリーズ化していますが、該当学年から始めるのではなく、どの学年の方でもこの「入学準備から小学1年生」からスタートすることをおすすめします。
というのも、このシリーズの問題集は、下の学年で学習する考え方ができていることを前提に、上の学年で学習する算数の内容を踏まえて、難易度を上げて問題が掲載されているからです。
また、入学準備から小学1年生の問題集は、シールを貼って問題を解く問題が多いので、難しめの問題も楽しくできるようになっていますので、このシリーズを始める導入になるかと思います。
(他の学年は、色鉛筆で色を塗るといった感じになります)
以上、いくつかの思考系問題集を紹介いたしました。
学習する方のペースにあわせて適宜、学習してみてみるといいでしょう。