2020年度に始まる「大学入学共通テスト」の英語で活用される民間英語検定試験はどの検定試験が使われるのかは2017年11月現在まだ決定していません。
しかし、既に民間英語検定試験の結果を活用している大学が増えてきました。
入試年度2018年時点では、民間英語検定試験を活用している大学の多くが、
- AO入試
- 公募推薦
- 自己推薦
での出願資格や判定優遇、合否参考、加点で活用しています。 また、まだ数は少ないのですが、一般入試でも一定以上の資格を持っている場合には、得点加算に試験免除(みなし得点化)を行う大学出てきています。
この判定に使われている検定試験のひとつにGTECがあります。
GTECを活用している大学は以下のサイトで調べることができます。
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GTECとは?
「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を測るスコア型英語4技能検定で、前身は1999年から
- 技能別英語力をスコア型の絶対評価で測定
- 日本の中高生の英語力を測るのに適した問題
- 振り返りに役立つ充実したフィードバック
- スコアを入試に活用している大学が多数
という特徴があります。高校で採用しているところも多数あります。
英語の習得状況に合わせて4段階のレベルがあります。
- Core(中2~中3レベル)、上限スコア:840点
- Basic(中3~高2レベル)、上限スコア:1080点
- Advanced(高1~高3レベル)、上限スコア:1200点
- CBT(高2後半~高3レベル)、上限スコア:1400点
受検するに当たっての注意点は?
どのレベルの試験も受けることができるわけではなく、Core、Basic、Advancedは、学校単位での受検のみです。
個人での受検はCBTになります。
CBTは基本的に47都道府県にて受験会場を設置する予定になっていますが、申込数が一定数に満たない場合には設置しないこともあるとのことでした。
さらに、会場が満席になり次第、申し込みが締め切られることや、満席になった会場で新たに会場が設置されることもあります。
状況が変わってきますので、申し込みは早めにしておくほうがいいですね。
GTEC CBTのガイドブック・問題集
レベル別試験ガイドブック・演習
GTEC CBT公式問題集です。
初版との違いは検定情報になります。
問題と解答解説は、初版と同じです。
検定情報を気にしなければ、初版でも問題ないかと思います。
2回分収録されていますので、本番前の試験対策に活用することができます。
GTECの公式ガイドブックです。
Basic と Advancedの二つに別れています。
A2レベルを目指すのであればBasic、B1レベルを目指すのであればAdvancedです。
GTECの試験と同じ形式・難易度の問題が1回分収録されています。
GTECは2019年検定実施より問題形式が一部新しくなりますが、「GTEC公式ガイドブック」は新傾向の問題が掲載されていますので、今後試験を受ける方にとっても対策できるようになっています。
ただ、問題をこなすというよりは、GTECの試験に慣れるための問題集と言えますので、本番前の模擬試験として使うと効果的です。
アルクBasic/Advancedレベルの問題集
2019年4月以降に適用予定のリニューアル後の構成を取り上げたもう一つの演習書。
本番形式の試験が1回分収録されています。
さらに、GTECの公式問題を例題にして、各パートの傾向や問題の解き方のコツ、英語力を高めるための勉強法も書かれています。
スピーキング学習用の特典アプリ「FunGo」のダイジェスト版があるので、スピーキングの練習をアプリで何回もやってみたいというのであれば、購入してもいいかもですね。
GTEC CBTパート別問題集
リーディングやリスニングは、GTECに限らずたくさんの書籍が出版されていますので、比較的学習しやすい環境にあります。
ただ、ライティングやスピーキングは後回しになりやすいことから、どうしても苦手意識をもってしまう人がいるようです。
ライティングやスピーキングのパートに特化して勉強したい場合には、この問題集を活用するといいでしょう。
問題数が多いわけではないので、取り組みやすいかもしれません。