2020年度に始まる「大学入試共通テスト」の英語について以下のようなニュースがありました。

2020年度に始まる「大学入学共通テスト」の英語について国立大学協会は10日、当初の4年間はセンターが作成するマークシート方式の試験と、英検やGTECといった民間検定試験の双方を、一般入試の全受験生に課すことを決めた。広島市で開かれた総会で方針が示され、了承された。

引用:朝日新聞 2017年11月10日配信

以前の英語というものは、読み書きが中心でした。しかし、日本人も海外へ行くことも多くなり、また海外からもたくさんの人がやってくる国際化時代になりました。

実際に英語を使う場面で必要なのは、「読む」「書く」に加え「聞く」「話す」の4つが必要になります。

大学入試でも「読む」「書く」「聞く」を試験のための英語を課すのではなく、実際の場面で使える英語の試験が求められています。

民間検定試験はいくつかがありますが今回は、TEAPについてお話しします。

(内容は2017年11月現在の情報を元に作成しています。)

TEAP(ティープ)、TEAP CBTとは?

TEAP(ティープ)とは、以下のような目的で作られたテストのことです。

Test of English for Academic Purposesの略語で、上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発した、大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力(英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くなど)をより正確に測定するテストです。

引用:TEAP公式サイトより

 

テストは、「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能で構成されています。

試験の方法は、冊子によるマークシート選択、解答用紙への記入、試験官との面接となります(いわゆる紙のテスト)。

一方、TEAP CBTは、紙の代わりにコンピューターを用いてテストを行います。画像や映像と音声を同時に提示することで、思考力や判断力を桃子とができる仕組みになっています。

違いは、紙と試験官でテストを行うか、コンピューター上でテスト(「話す」部分はオンライン面接方式)を行うかの違いです。

 

特徴とメリット

TEAPの目的が「大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力」を測る事となっているため、対象が主に高校3年生になっています。

そのため、受験資格は高校2年生以上であり、スコアの有効期間は取得後2年間有効です(取得翌年度と翌々年度の大学入試に利用可能)。

 

試験のカテゴリーは以下の通りです。

  1. TEAP
    • Reading test: マークシートによる択一選択方式(時間:70分)
    • Listening test: マークシートによる択一選択方式(時間:約50分)
    • Writing test: 解答用紙への記入(時間:70分)
    • Speaking test: 1対1の面接方式(時間:約10分)
  2. TEAP CBT
    • Reading test: コンピューターによる択一選択方式(ドラッグ/ドロップによる解答あり)(時間:80分)
    • Listening test: コンピューターによる択一選択方式(時間:40分)
    • Writing test:コンピューターの解凍エリアへのタイピング(時間:50分)
    • Speaking test:Facilitatorとのオンライン面接方式(時間:30分)

 

TEAPとTEAP CBTでは試験時間が異なります。大学入試でどちらが求められているかは、最新の受験案内で確認する必要があります。

TEAP CBTの場合コンピューターを使いますので、操作方法を覚えるほかに英語のタイピングでどれだけ早く正確に打てるかという要素も絡んできます。

受験する大学で求められている試験がTEAPとTEAP CBTのどちらでもよい場合、試験時間の違いで選択するのではなく、試験会場やコンピューターをどれだけ正確に操作できるかで決めた方がいいでしょう。

試験日・試験開催都市等について

TEAPとTEAP CBTはそれぞれ年3回あります。2018年はTEAPとTEAP CBTは別々の試験日程です。最新の試験日については、公式サイトで確認してください。

試験の間隔ですが、6月から12月の間に3回行われるようです。試験日同士の間隔も1ヶ月から2ヶ月半ぐらいとバラバラですので、注意が必要です。

また試験開催都市は、TEAPとTEAP CBTでは試験開催都市が異なります。

2017年はTEAPが札幌/仙台/サイタマ/千葉/東京/神奈川/金沢/静岡/名古屋/大阪/広島/福岡の12都市、TEAP CBTが東京/大阪の2都市です。

TEAPの受験会場は、大学や高校等で開催されています(2017年現在)。

受験料については技能パターンをいくつ受けるかで変わってきます(TEAP、TEAP CBT共通)。どの項目を受けたらいいかは受験する大学の受験案内を確認した上で、受験してください。

技能 受験料(税込)
4技能パターン Reading/Listening + Writing + Speaking 15,000円
3技能パターン(※TEAPのみ) Reading/Listening + Writing 10,000円
2技能パターン Reading/Listening 6,000円

2017年現在

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アマゾンのレビューに以下のような感想がありました。

 

読解は恐ろしく長い(5000ワードはあると思う)ので、速読力が求められ、さらに、それを瞬時に要約する力、いらないと思ったとこはスキップして読んでいく判断力が必要だなあと思いました。

 

実際に受験して感触をつかむのありですが、試験会場の問題や受けられる試験回数を考慮すると、事前にこのような問題集をやっておいて慣れておきましょう。

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こちらも実質1回分の問題集ですが、先の問題集も1回分しか問題がありませんので、再度チャレンジするときに利用するといいでしょう。

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この問題集は、 オリジナル問題が2つあります。しかし、アマゾンのレビューを見ると問題と解説&解答に誤植があるようです。出版元には正誤表が掲載されていませんでした。購入する際には、誤植があるということとネットショップで購入するのではなく、(今後改訂版が出版された場合)改訂版かどうかが確認できる実店舗での購入をお勧めいたします。